トイアンナの素顔 大人気ブロガーが教える“愛とキャリア”のお話

ピルを飲んで10年が経ったので紹介しようと思う
第2回

ピルを飲んで10年が経ったので紹介しようと思う

2016/03/26公開
 ピルを飲み始めて、おおよそ10年が経過しました。

 きっかけは「性暴力被害」という望まないかたちではありましたが、もともと抱えていたPMS(生理前症候群)もかなり改善し、いまは幸せにすごしています。
 そこで、どういったピルを飲んできたかを赤裸々にご案内することで、あなたのピル検討に役立ちたいなと思います。

 ピルは毎日1錠ずつ飲むことで、避妊効果を得られるだけでなく月経不順を解消し、PMSをラクにしてくれます。
 生理期間をずらすこともできるので「温泉旅行の日は生理が当たらないようにしよう」といった操作までできます。

 私がピルを飲み始めた当時はまだ低用量ピルが開発途上で、中容量ピルの「プラノバール」から始まりました。
 含有されるホルモンは低用量ピルの約2倍で、副作用のリスクも当然大きくなります。
 紹介するくせに副作用から説明するのもアレですが、メジャーな副作用は血栓。日本でも過去5年で11名がピルによる血栓症により死亡しています。

 飲み始めて数年が経過したころから「もっとリスクが少ないものを」と思い、第2世代ピルの「トリキュラー」を試しました。
 このトリキュラーはニキビが副作用としてよく報告されていたのですが、例に漏れず私も顔が悲しいことに。すぐ「プラノバール」へ出戻りました。

 その次に出てきた第3世代ピル「マーベロン」はニキビがまったく出ないため人気爆発。
 産婦人科でもマーベロンマーベロンとベロンベロンに勧められましたが、私の体には合わなかったらしく不正出血(要は生理の延長みたいなもの)が数ヵ月続いて断念。

 そして最新鋭のヤーズ配合錠にたどり着き、副作用も一切なく幸せに暮らしています。
 がんのリスクが……と不安になる方もいるようですが、卵巣がんにはなりにくくなる代わりに乳がんになりやすくなる、というプラマイゼロの関係にあるようです。
 また、定期的に産婦人科へ通うことになるので、むしろ子宮筋腫などを早期発見できるメリットがあります。

 そしてピルを語るうえでなぜか誰も積極的に語らないのが「妊娠しない権利」を得られること。
 内閣府の調査では7・3パーセントが、望まないセックスをむりやりさせられた経験があるとわかっています。しかも8割近くは知り合いからの犯行です。

 あなたの体を知人や友人は守ってくれないかもしれませんが、ピルは確実に妊娠を防いでくれます。
 知っていて安心していた人にレイプされて、警察にもいけずに妊娠していたらどうしよう、と次の生理日を考える。
 彼氏や夫に望まないセックスをされて、「いまだけは妊娠していたくない」と怯える。ピルはその恐怖だけでも取り除いてくれます。

 「ピルを飲むなんてよほどセックスをしているのだろう」と心ないことを言う人もいますが、その人は自分が被害に遭ったときに助けてくれるわけではありません。
 自分の身を守るお守りとして、私はどんな副作用があってもピルを勧めていこうと思っています。
 ただ、ピルがあっても性病からは守ってもらえません。複数の相手と関係があるときは、かならずコンドームを使ってください。

※それぞれのピルについての記述はあくまでも私個人の使用による感想であり、効果や効能を示すものではありません。

[トイアンナ プロフィール]

外資系企業にて約4年間マーケティングを担当。業務上のインタビューや独自取材から500名以上のヒアリングを重ね、その経験から執筆を開始。

アラサー男女の生き方を考えるブログは月間50万ページビューを記録。現在もWebを中心に複数媒体でコラムを連載中。


監修を担当した電子書籍『6人以上は危険水域!? ビッチな私の見分け方』(eロマンス新書/小社刊)が好評配信中。


◇ブログ『トイアンナのぐだぐだ』
http://toianna.hatenablog.com/


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著  者
トイアンナ
レーベル
eロマンス新書
価  格
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