ドS部長の業務命令

ドS部長の業務命令 愛奴の蜜悦
第1回

ドS部長の業務命令 愛奴の蜜悦

2015/05/29公開
◇◇◇

「さゆみさんは仕事中とぜんぜん違うタイプなんだね。声がまるで別人のようで驚いたな。やっぱりホテルにしてよかったよ。あんなに大きい声を出すとは思わなかったから」
 冷たく乾いた男の声で加藤(かとう)さゆみは目覚めた。
 何を言っているの? 私の声が違うってどういうことなの。
 喉がやけにカラカラで乾燥している。
 さゆみがやっとの思いで鉛のようなまぶたを開けるとそこは暗闇だった。
「お目覚めかな? さゆみさん。さっきの続きをしようか」
「えっ、続きって」
 さゆみの声はかすれている。
「それじゃあ、脚を開いてごらん」
「あの。な、何?」
「いいから言うとおりにして。そうだ、イイ子だ」
 男は強引で一方的にさゆみの両脚を開くとすんなり体を寄せてきた。
「ちょっと、だ、誰ですか? あ、ひゃっ……んんん」
 さゆみの抵抗もむなしく濡れ肉の中にあっさりと肉杭が打ち込まれる。
 どういうことなの? これは夢?
 現実か幻か、酒に深く酔っているさゆみには判断がつかなかった。
 夢にしてはあまりにも男の感触が生々しい。
 くちゃり、くちょくちょくちょという男と女がつながっているその部分の音と感触が確かにある。間違いないと思った。
 そういえば、セックスをするのってどれくらいぶりだろう。
 朦朧としつつも心地よさに身を任せて、さゆみはゆっくりと記憶をたどってゆく。
 1年間はしていないよね。2年以上は経ったかしら? いや、うーんと前の彼氏と別れたのが23歳のときで、そのあとでナンパしてきた人とやったはずだから……。
「やんっ」
 男にピシャリと尻を叩かれてさゆみは記憶をたどるのをやめた。
「さゆみさん、集中してよ。アソコを締めてごらん」
「んっ、んん」
 さゆみは現状をよく理解できないまま素直に男の声に従う。
 アソコを締めるってこんな感じ?
 熱い肉杭が差し込まれた膣の入口をきゅっと締めつけるように力を込める。
「これでいいですか?」
「ああ、悪くない。ぎりぎりで合格ラインにしておこう」
 ギシギシと激しくベッドが音を立てる。
 あれ? やっぱり本当にやっているの? これって夢じゃないわけ。でも、誰と? ナンパされた相手と? ううん違うわ。だって昨日は……。
「いやんっ」
 さゆみは思わず大声を出す。
 男は二度続けてさゆみの左尻を軽く叩く。
「ほらっ集中しろっ。集中しないと、いつまで経ってもイケないぞ。イキたいんだろう」
「えっ、どうして。あ、ひゃんっ、う、ううん」
 確かにさゆみは過去のセックスで一度も絶頂を味わった経験がない。
 正直に言って、セックスでイクという意味や感覚がわからない。
 好きな人とのセックスでも一夜かぎりの男たちでもかわりはなく、前戯はそれなりに気持ちがいいと思うが、セックスは相手が射精した時点で終わりだととらえている。
「さゆみさんの中が濡れすぎてペニスがはずれそうだよ」
 硬い肉抗は容赦なくさゆみの濡れ肉の中を前後に動いて自由に動き回る。子宮口のすぐそばまで込み上げる快感にさゆみは理性を失ってゆく。
 うしろから前へと突き上げられ続けられると、うつ伏せ状態のさゆみの秘肉全体がシーツに激しくこすれて摩擦で熱くなる。
「あぁ、はぁ、あ、んん」
 セックスとオナニーが同時に起こっているような感覚にさゆみは興奮する。
「ほら、集中、集中」
 パシパシと尻を叩かれるたびにさゆみは腰をくねらせる。
 愛液がドロリと塊のように流れ落ちるのを感じる。
 尻を叩かれると最初の1発目は少しだけムカついたはずなのに、すぐに慣れた。
 男の手が尻に触れると自然に愛液が子宮の底からあふれてくる。
 私ったら、どうかしている。きっと飲みすぎたのね。
(えっ……飲み会? まさか……嘘でしょう!?)
 さゆみの頭の中で今日の出来事がゆっくりとよみがえる。

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ドS部長の業務命令

ドS部長の業務命令愛奴の蜜悦

著  者
鮫島礼子
イラスト
フジキチ2号
レーベル
eロマンス文庫
価  格
454 円(税抜)
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