海の王子の淫らな求愛

骨董市で購入した異国の青年像が呼びかけ、優雅にほほえむ。その声とともに触手の動きは増していき……
第2回

骨董市で購入した異国の青年像が呼びかけ、優雅にほほえむ。その声とともに触手の動きは増していき……

2015/12/29公開
 いったいこれは、どういう現象なのだろう。真っ白な青年像に色がついたと思ったら、足もとのクラゲだかイソギンチャクだかの触手が伸びてきた。あっという間に絡め取られ、自由を奪われた。かと思うと服の中に入られて、肌の上を這い回られている。
 「んぁ、あっ、ああ、うそぉ」
 脚に絡んでいたものが、さらに伸びてショーツの上から女の割れ目をこすった。触れるか触れないか程度の淡い刺激に、下肢へ意識が集中する。
 「っ、う、ふ……んんっ」
 じわりと濡れた沙穂は、眉間にシワを寄せて青年像を睨んだ。すると青年像が、うっすらと口の端を持ち上げた。
 「えっ」
 目を丸くした沙穂に、大粒の宝石をちりばめた太い腕輪で飾られた腕を持ち上げ、青年像が優雅にほほえむ。
 (愛してやろう)
 頭の中に、声が響いた。それは心地よく胸に響くテノールだった。
 声まで好みだなんて!
 クラクラした沙穂は、触手に運ばれ青年像へと引き寄せられた。ショーツの隙間に入り込んだ触手が、花弁の中を探りはじめる。
「ああっ……」
 沙穂が切なく声を上げると、青年像の足もとで揺れていた触手も、ショーツの奥を目指して伸びた。
 「ぁ、ああ、だめっ……そんな、ぁあ」
 ショーツの上での、もどかしい動きとは一転、触手たちは縦横無尽に花弁の中を動き回った。ヒダをかきわけられ、くすぐられた沙穂の蜜壷から愛液が溢れ、ショーツを濡らす。
 「ああ、こんなことっ……こんなことって」
 ありえない!
 けれど、間違いなく襲われている。無数の、充電コードほどの太さの触手に動きを封じられ、肌を乱されている。
 「あ、ああっ」
 下肢の触手に触発されたのか、胸を絞るものも動きを活発にした。乳房を揉むように強弱をつけられ、乳頭をクルクルともてあそばれる。的確に性感帯を刺激され、沙穂は震える体をこらえようと、足の指を握った。
 「ふっ、ふぁ、あ……ああ、こんな、ぁあ」
 胎内が熱い。触手が愛液をかき出すようにうごめいている。そのうちの一本が、花芽に気づいた。
 「ひぁあっ」
 ピンッとはじかれ、沙穂は甲高い声を上げた。すると触手は、そこが重要な場所だと気づいたようで、花芽に巻きつきこすりはじめた。
 「ひぅうっ、ぁ、そこ……だめ、ぁあ、そんな、ぁ、ああ」
 きもちいい――っ。
 沙穂の愛液はショーツを越えて、ふとももを伝った。それほどに、濡れていた。
 「は、はぁあ、あっ、ぁ、ああ」
 (心地いいか)
 また、頭の中で声が響いた。

[eロマンスjpの連載情報はツイッターでcheck!]

小説一覧 コラム一覧 コミック一覧
トピック一覧 特集一覧 TOPへ戻る

▼まとめ読みしたい方は書籍購入ページへ▼

全話スグ読める電子書籍はコチラ↓

海の王子の淫らな求愛

海の王子の淫らな求愛閨の初めは下僕の触手

著  者
水戸けい
イラスト
淀川ゆお
レーベル
eロマンス文庫
価  格
454 円(税抜)
※各配信書店で販売金額が異なる場合があります。

以下の書店名をクリックすると、電子書籍版の購入ページへ移動します。

配信書店の一覧はこちら