淫魔に捧げた肉体

[1-2]淫夢
第2回

[1-2]淫夢

2017/04/01公開
「も、もう、お願い……しま――ひぃっ――っ」

 バイブを最強にしたまま彼がそれを抜き差しし始めた。彼女の体は快感に震え激しく揺さぶられる。
 首を激しく横に振り涙を飛び散らせながら、底知れぬ悦楽の底に沈められていく。彼の指が下着の中に侵入し、濡れそぼつ真珠の粒に直に触れてくる。
 彼女はもう何も考えられない。強く目をつむり、涙を流しながら、ただ感じるままに悶え続けた。やわらかくそこをなでまわされただけで、あっけなく達してしまう。絶頂から降りてこれないまま苦しいほどの快感に打ちひしがれた。
 彼女が狂ったように体を痙攣させて悶えているうちに、彼はジャケットとスラックスを脱ぎ、下着を下ろすと、彼女の正面にひざ立ちし、体を密着させた。
 やっと、やっとだ。
 欲しいものを与えてもらえる安堵で彼女は本気で泣き出しそうになってしまう。彼への愛が込み上げてきて、もうそれを抑えることができない。
 腕を拘束されていなければしっかりと抱きついているところだ。

「ああ、はやく」

 焦燥が募り、早くつながりたいと急かしてしまう。そんな彼女の顔をのぞき込むと、彼は妖艶にほほ笑んだ。いままで見たこともないほど男の色香を溢れ出させ、飲まれてしまいそうなほど危険な色香だ。
 彼女はごくりとツバを飲み込んだ。
 彼が彼女の腰を引き寄せる。男の昂ぶりを下腹部に感じ全身が興奮でわななく。
 彼女の下着のクロッチをずらすと彼は腰を少し落とし、むき出しの濡れた先端を押しつけてきた。うしろの孔にはまだバイブが突き刺さり、激しく振動している。
 何度か泉の入り口をこすりつけたあと、彼がゆっくりすべり込んでくる。そのじれったいほどの緩やかな侵入に泣き出しそうになってしまうのを、彼女は唇をかんでこらえた。
 胸は期待で激しく揺れている。硬く尖った胸の先端が薄く繊細なレースのブラにこすれる甘い刺激にさらに敏感に尖る。
 彼が緩く腰を振り入口のあたりをこする。後孔に奥深くまで差し込まれた長い棒状のバイブの振動が膣全体にまで伝わっていた。もっと奥まで彼の太く硬い男根で埋めてほしいと切望してしまう。
 浅い場所を刺激されると快感がふくらみ爆発しそうだ。

「だめぇ、だ、ダメ……そこ、だめぇ――っ」

 泣きながら途切れとぎれに訴えるが、感じる場所を執拗にこすられ、彼女は激しく弾けた。
 泣きわめいている状態で愉悦に溺れ、淫靡に腰を震わせる。その痴態は彼の興奮をあおった。
 ずんと奥まで侵入されると、ぎゅっと抱きしめられる。

「ああ、最高だ。バイブの振動が伝わってきて、気持ちよすぎてクセになる」

 荒々しく興奮した息遣いで、耳もとでそう言いながら、彼は両手で背筋をなでるように愛撫しながら下がっていく。その指の感触さえ拷問のように彼女を狂わせた。

「ひぃっ。ぃやああっ――」

 両手で尻をわしづかまれ、力強く揉まれると、バイブが締めつけられ震動がさらに強くなる。
 彼がその状態で激しい抽挿を始めた。彼女は我を忘れた。

[泉怜奈 作品一覧]
女王さまは下僕に溺れる SとMの淫楽の鍵
ヴァイオリニストの潤愛 乙女は極上の快楽に喘ぐ
愛執の忘却 囚われた身体と消せない淫欲
再会の罠 狂おしく抱かれ乱されて

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淫魔に捧げた肉体

淫魔に捧げた肉体

著  者
泉怜奈
イラスト
純友良幸
レーベル
eロマンス文庫
価  格
454 円(税抜)
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