スイーツとヤンデレ?

[7-4]ふたりだけの舞踏会
第15回

[7-4]ふたりだけの舞踏会

2017/05/18 ~ 2017/05/25 まで公開
「んんっ、ふっ」

 息苦しくなりながらもその行為を止めることはできず、ふたりはむさぼるようにただただ味わっていた。

「はぁ……。たちばなさん」

「ん。俺のことは大輔と呼んでください。……春華さん、やり直しましょうか」

 立花はうなずく春華を横抱きし、寝室に移動した。
 ベッドに春華を座らせ、薄暗いベッドルームにオレンジの光を灯す。
 立花は春華の横にひざ立ちになるとカットソーに手をかけた。
 脱がそうとする立花に春華は協力し腕を伸ばす。両腕に引っかかるブラジャーを外すと一糸まとわぬ姿になった。
 立花に見つめられ、春華は手で胸を隠すようにするが豊満な乳房は隠しきれない。

「真っ赤になってかわいい春華さん……。俺の服、脱がせてくれませんか」

「はい……」

 いよいよ処女を捧げるのだと思うと春華の胸が高まった。
 立花の正面に向き直ると、おずおずと白いカットシャツに手を伸ばす。
 緊張のあまり「んっ」と、つばを飲み込みながら、上から順にボタンを外していく。

「焦らさないでください」

「そういうわけじゃ、あぁ……」

 立花は春華の細い腰に手を回し、右乳房を揉み始める。
 敏感な先端をこすり、攻め立てれば春華の瞳に愛欲が灯った。

「あの、あぁ……、立花さん」

「春華さん、だめですよ。俺の名前で呼んでください」

 そう甘えるようにねだり額にキスを落とした。
 春華は恥ずかしがりつつもずっと呼びたかった名を言葉にする。

「だ、だいすけさん……」 

「――いいですよ」

 立花はボタンの外れたシャツを脱ぎ、スラックスのベルトに手をかけた。
 男の象徴を覆う下着を下げてしまえば、立花も春華と同じ姿になった。
 立花は春華に覆いかぶさると、肌と肌をぴったりと重ね合わせる。
 シーツと立花自身から彼の匂いがして、春華はどぎまぎした。

「春華さん、してもいいですか?」

「はい。あ、あと。……その」

 しきりに瞬きしながら、春華は声を絞り出す。

「こういうのって、避妊はお願いします……? って言うんですか? うぅ、なんか雰囲気がだいなし……。ごめんなさい」

「ふふ、あなたらしくまじめなおねだりだ。ええ、もちろんしますよ。ありのままで感じ合うのは夫婦になってからで充分ですから……。安心して」

「ふ、夫婦! は、はい。わかりました。……あの、あと、初めてなものなので、その、やさしく……してくださいね」

「えっ。初めてって、春華さん、失礼ですが処女……なんですか?」

 そう尋ねられ春華は顔を更に真っ赤にして、こくりとうなずいた。
 その言葉に春華は立花が自分のことを本当に誤解していたのだと確信した。
 立花はとても愛おしそうなものを見るような視線を春華に向ける。

「……ああ、かわいい。どうしてあなたはそんなに俺を乱すんですか。春華さんが初心ですごくかわいい。初めてということならば、やさしくするのはもちろんですが……」

 立花はベッド下の引き出しから、ピンクの小ビンを取り出した。

「それは?」

「潤滑液……、ローションです。そういった会社に勤める友人から余ったサンプルをもらいましてね。痛みがやわらぐはずです」

 そう言い、立花は手のひらにとろとろとした液体を広げる。
 そして、マッサージするように乳房に塗り始めた。

「ひゃっ! あっ、あぁ……。な、なにこれ」

 人肌に温められたぬめりが敏感な乳首をこねくり回す。
 甘く芳香な香りが鼻腔をくすぐり、塗られた場所がじんわりと熱くなった。
 触れられた場所がいまにもとろけてしまいそうだった。

「はぁ、ああ……。これって私も、大輔さんにやったほうがいいんでしょうか」

「えっ。……してくれるんですか?」

 嬉しそうに聞き返す立花に対し、春華はうなずいた。 
 春華は硬く膨張している男根に目を向けるが、恥ずかしさに目をそらしてしまった。

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スイーツとヤンデレ?

スイーツとヤンデレ?私の王子さまはなんでも知っている

著  者
師走幸希
イラスト
風凪ひかり
レーベル
eロマンス文庫
価  格
454 円(税抜)
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