蜜辱の内診台3

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第1回

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蜜辱の内診台
2019/03/29公開
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いつものように晩ご飯の食器をすべて洗い終わると、沙耶《さや》はふと壁に貼ってあるカレンダーに目をやった。
明日は、漢方薬の買いつけのため中国に出張にいっている龍也《たつや》が、1週間ぶりに日本に帰ってくる──。あの診察室で久しぶりに龍也に荒々しく抱かれる自分を想像して、沙耶は体の奥にジュンと熱いものがにじみ出してくるのを感じていた。
出発前日、いつもの診察室で短いナース服をまくり上げられ、トロトロにとろけた陰部をまさぐられながら龍也にささやかれた言葉を、沙耶はぼんやりと思い出した。
『じつはね。沙耶ちゃんだけに試してもらいたい、すごい薬を買いつけてくるつもりだから。イイ子にして待ってるんだよ……』
「すごい……薬って……」
 それがいったいどういう薬なのか──明日はいよいよそれを試すことになる……この体で……。
興奮でいつのまにかカラカラに乾いてしまった唇をゆっくりと舌でなぞりながら、沙耶は静かに目をつむって、龍也の前で脚を大きく開いている自分を妄想した。
キッチンカウンターの向こう側にあるソファには夫の晴樹《はるき》が座っていたが、先ほどからこちらに背を向けて携帯電話で誰かとしゃべっているため、振り返る気配はない。
「……お義兄《にい》さん……」
想像の中の龍也は、長い指で沙耶の敏感な部分を左右にぱっくりと広げ、その中央に怪しげな薬をたっぷりと塗り込んでいく……。その薬はきっと、沙耶を淫靡《いんび》ではしたない女へと変貌させてしまうのだろう。
そして、薬の効果で乱れていく沙耶を、龍也はきっとあの獣のようなセクシーな目でじっと見つめるのだ──。

「ああ……っ……お義兄さ……た……龍也さん……」
沙耶はキッチンのシンクの前に立ったまま、太ももに手を当てて、ゆっくりと自らのスカートをたくしあげた。
「……はあ……はあ……っ……」
 パンティの上から割れ目のあたりを指でなぞると、いつの間にかクロッチ部分がぐっしょりと湿ってしまっているのがわかる。龍也にいますぐにでも触れられたくて、沙耶の肉体のすべての細胞が燃えるように疼きはじめていた。
『……明日までなんて……待てない……』
 沙耶はゆっくりと膝を曲げて、カウンターに取りつけてあるタオルかけの角に股間をぎゅっと押しつけた。
「……ん……っ……あ……ん……」
 勃起し始めているクリトリスを、その硬い突起にこすりつけるように小刻みに腰を動かすと、痺れるような強烈な刺激が一気に肉体を貫いた。
 龍也の指でそこを優しくいじられている自分の姿を想像しながら、沙耶は夢中で何度も腰をひくつかせた。
「ああ……っ……んんっ……お願い……直接…触って……」
とうとう我慢ができなくなり、沙耶は自らのパンティに指をかけ、それをずるりと太もものあたりまで引っぱり下げた。下半身がむき出しになり、覆いを失った無防備な陰部が空気に直接さらされる。
食事の支度《したく》をするキッチンで、しかも夫の背後で、下着を下ろして下半身をさらしているという異様な背徳感で体が一気に火照《ほて》るのがわかった。
『沙耶ちゃん……そんなところで下着を脱いだりして……僕にどうしてほしいの……』
 妄想の中の龍也が、背後から両手で沙耶の乳房をまさぐり始める。
「……ああ……はあっ……」
 エプロンの下に手を入れ、服の上からノーブラの乳首に触れると、そこは自分でもドキリとするほど硬く、はちきれんばかりに充血してしまっていた。
『エッチだね……乳首がこんなに硬くなってるよ……』
「……あ……ん……お義兄さ……だめ……そこに……晴樹が……」
『そんなことを言って……こっちももうこんなになってるよ……』
 妄想の中の龍也は、ためらうことなく沙耶のむき出しの股間を直接指でまさぐり始める。とろけた花弁を左右に開いて、潤んだ亀裂に指先をぬるりとめり込ませてきた。
『ああ……挿《い》れたいよ……ここに……』
沙耶は、食器かごからついさっき洗ったばかりのすりこぎを手にとった。みっしりとしたその硬さと太さが、龍也そのものの感触を思い出させる。夫のものとはまるで違う、硬くたくましい肉の塊──血管が何本も浮き出る卑猥なそのこわばりに触れるだけで、沙耶の体は狂おしいほどに発情し、だらだらと渇望の涎《よだれ》を垂らしてしまう。
『……た……龍也さん……』
『……沙耶……もう……我慢できない……』
沙耶は、お尻をうしろに突きだすように前かがみになりながら、充血した割れ目にそのすりこぎの先端を強くこすりつけた。ひんやりとした硬い木の感触が、ぬるついたクリトリスに直接当たって、悲鳴が漏れそうになる。
『……こんな状況で感じてるの?……エッチだね……沙耶は……』
今夜、夫婦の食卓にあがった白和《しらあ》えをつくるために使ったすりこぎ──。そんなものにまで興奮している自分が、あまりに浅ましくて情けない。こんな変態的な行為はやめなければと思いながらも、どうしても劣情を抑えることができない。すぐそばに夫がいるこのキッチンで、もし本当に龍也にこんなふうにされたら、いったい自分はどうなってしまうのか……そう考えるだけで沙耶の気持ちはまたさらに高ぶってしまうのだった。
龍也に挿入を焦らされているときのように、沙耶は股間にあてがった硬いすりこぎを前後になぞるように何度も動かしてみた。先端が濡れた割れ目に浅くめり込む快感に、思わず腰を揺らしてしまう。
「……ああっ……ダメ……晴樹に気づかれちゃう……」
『いいじゃないか……シようよ……晴樹の見てる前で……』
「んんっ……イヤ……ダメ……」
龍也は最近、ずっと晴樹を交えた3人でのセックスをしたがっている。龍也は、自分自身が晴樹たち夫婦のセックスに直接関与することで、沙耶と龍也の肉体関係も治療の一環として晴樹に認めさせてしまえばいいと考えているのだが、沙耶のほうがどうしてもその行為にだけは踏み込めずにいた。
ふたりきりのあの大切な時間に夫が関わることに、どうしても抵抗があったのだ。
しかしじつは、沙耶自身の心の奥底にも、そのアブノーマルなセックスをしてみたいという興味はあるのだ。龍也を思いながら自慰に耽《ふけ》るとき、最近はいつも、晴樹に見られながら龍也とセックスする場面や、ふたりから同時に求められて三人で……という変なシチュエーションばかり想像してしまう。だからこそ、いまこうして晴樹の背後で龍也にいたずらされるという妄想に異様なほど興奮してしまうのだ。

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蜜辱の内診台3

蜜辱の内診台3義兄の長指に搦め捕られて

著  者
アユミ
イラスト
中田恵
レーベル
eロマンス文庫
価  格
454 円(税抜)
シリーズ
蜜辱の内診台
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