イケメンと密室でふたりきりになるには、「秘密」が重要?

イケメンと密室でふたりきりになるには、「秘密」が重要?
著:内藤みか
こんにちは。作家&イケメン評論家の内藤みかです。

最近、とあるイケメンくんを追いかけています。
自称ピュアな、キラキラした瞳の、夢を追いかけている男の子。
彼とお話ししていると、楽しくて時間が経つのを忘れてしまいます。

でもこの彼、私を警戒しているのか、会うのはいつも都内のおしゃれなカフェばかり。一緒にごはんを食べて、おしゃべりをして、さよならしてしまうんです。
これでは何も進展しない!
焦った私は、彼とふたりきりになる作戦を展開しました。
ふたりきりになれば彼の本音も見えてくるかもしれないから……。

昔、出張ホストの男の子が教えてくれたことを思い出しました。
「女の人とふたりきりになるには、カラオケをするのがいちばんいい」
カラオケをするためには、狭いカラオケボックスにふたりきりでこもらなくてはならないからです。
ふたりきりで密室……。
出張ホストくんたちはそこでお客さんといいムードになるのが仕事なんだそうです。
そこで何をするかはあえて語りませんが、女性は密室での密着によってホストくんに好意を抱いて、もっと一緒にいたい……と思うようになるんだそうです。
そうするとつまりは延長や再度のご指名につながるわけですからね。
彼らにとっては仕事なんですよね。

話は戻りますが、私は自称ピュア男クンとなんとか一歩進んだ関係になろうと、おもいきって「カラオケしてみない?」と切り出しました。
あちらは20代前半、こちらは40代。
もはやお互いの歌っている曲に共通項などほとんどないような関係です。私が歌う曲は、彼にとっては懐メロなんだそうです。
でも、もはや曲などは関係ありません。
ふたりきりになりたいがために、こちらは必死です。
「カラオケ行こうよ!」
と頑張って誘ったのですが……。
「僕、歌はへたくそなので」
と断られてしまいました。

ああ……。
この彼とは永遠に健全な交際が続くのかしら。
たまに会って、ごはんを食べて、近況を話し合って、そしてさよならするだけなのかしら……。

そう思っていた矢先に思わぬ事態が発生しました。
想定していなかった彼とのケンカです。
詳しいことはあえて書きませんが、私の知らないところで、知らない女の子と仲良くしていたらしいという話が入ってきました。
べつに彼女でもなんでもない私ですが、どうにも心がモヤモヤして……。
真相を問いただすべく、彼を呼び出したのです。

話があるというので呼び出された彼は、不思議そうな顔をしていました。でもこちらは真剣です。
「なんの話?」
「ちょっとカフェじゃ話ができない気がする」
「どうして?」
「どうしても」
ちょっとばかり目が潤んでいた私の顔を見て、彼もこれはまずいと思ったのでしょう。黙って私についてきます。
こうして私は彼をカラオケルームに連れ込むことができました。
といっても、ふたりきりになりたいとかそういう、いかわがしい理由で連れ込んだわけではありません。
秘密の話をしたかっただけなんです。

そこで私に噂について問いただされた彼は、笑い出しました。
「そんなことで呼び出したの!? 全然なんでもないのに……」
どうやら私の誤解だったらしいのです。
本当のところはどうなのかはわかりません。じつは彼はその女の子と仲良くしていて、上手にごまかされただけかもしれません。
でも、べつに誰と仲良くしててもいいんです。
私とも仲良くしてくれれば……。
そしてやっぱりカラオケボックスはすぐ近くに彼がいて、すごくドキドキしました。仲直りもできてよかったぁ……。
そんなわけで、カラオケボックスはオススメです♪


※写真はイメージです。本文とは関連ありません。

(写真協力/岩佐祐樹 撮影/内藤みか)
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[プロフィール]
内藤みか

作家&イケメン評論家。イケメンのことを妄想しそれを作品にする日々。
twitter @micanaitoh

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